2021.08.02
ハザードマップ
お久しぶりです。時代遅れの堤です。

 

 過日の集中豪雨により被災された熱海市伊豆山でお亡くなりになられた方にご冥福をお祈り申し上げます。更に、お怪我や建物の損壊を被った皆様には衷心よりお見舞い申し上げます。

 私の住まいの沼津市でもまさかの惨事となりましたが、黄瀬川大橋が損壊してしまいました。これは御殿場市方面の雨量がいかに凄かったかを物語っております。

 今回の黄瀬川における降雨量の被害により早速、添付資料の通り狩野川・黄瀬川洪水ハザードマップが書き換えられ門池から黄瀬川へ流れ込む瀬戸川放水路の黄瀬川上流護岸と下流護岸が新たに家屋倒壊等氾濫想定区域(河岸浸食、氾濫流)に指定されました。詳しくは沼津市ホームページ「沼津洪水ハザードマップ」をご参照ください。

 皆様も是非ご自身がお住まいの地域のハザードマップをご家族で見て頂き、まずは避難場所の確認及びどこにどのような危険個所があるのかなどの情報をご家族で共有してください。ハザードマップは各市町のホームページで掲載されておりますし、冊子につきましても各市町の担当課で配布又は閲覧ができます。また、単純にご自身のお住まいが川に近い・土手より低いとか山に近い・山の中とか日頃から環境を把握しておくことが肝要です。尚、ハザードマップに表記されていないから大丈夫ということでもありません。特に支流の河川や山間・崖地は要注意です。

 私の業務の不動産売買契約に基づく重要事項説明書でも数年前の台風19号から洪水等のハザードマップによる説明が義務付けられました。より安心安全な不動産取引の実現というところでしょうか。土地の価格にはハザードマップ上のマイナス点は反映されるはずです。土地をお探しになる際には是非ご参考にしてください。また、不動産について何か疑問に思われる事やご質問・ご相談等がございましたら、メール等でも結構ですのでお気軽に私宛にご一報ください。

 災害の度に雨量等の記録は塗り替えられ、「想定外」や「100年に一度」というような報道がなされております。もはや自然の猛威はこれからも想定外を遥かに超える事象をもたらすかも知れません。このような環境下では防災は難しく如何に減災させるかが問われる場面も多々発生するでしょう。行政も早めの避難を推奨しております。まずは自分の命を守ることを優先させて下さい。これから台風シーズンとなりますので是非お気を付けください。また、コロナ禍ではありますので昨年に続き自治会等の防災訓練も見送られるでしょうが、今一度防災について身の回りを点検してみては如何でしょうか。