スタッフブログ すずのね

シリーズ・徒然読書録~李琴峰著『五つ数えれば三日月が』

あれえもこれも担当の千葉です。

 

読書は好きで、常時本を持ち歩く癖が付いてしまいましたが、読み方は極めて

大雑把、何かしら記憶のどこか、心の片隅にでも蓄積されていれば良いという

思いで雑然と読み流しています。暫くするとその内容どころか読んだことさえ

忘れてしまうことも。その意味で、読者の皆様には退屈でご迷惑かとも恐縮し

つつ、ブログに読書録なるものを記してみるのは自分にとって有益かも知れない

と思い、始めてみました。皆様のご寛恕を請うところです。

 

徒然なるままに読み散らす本の中から今回取り上げるのは、李琴峰(り・ことみ)

著『五つ数えれば三日月が』(文芸春秋刊)。図書館の新刊本コーナーで目にとま

り手に取ってみました。

 

著者は台湾人で、早稲田大学院に留学後日本で活動。日本語で小説を書き、

前作で群像新人賞を受賞、本作品で芥川賞候補となりました。全く日本語

として完璧で、知らずに読むと日本語を母国語としない人の描いた文章と

は思えません。また、この短編の中に二つの著者作の漢詩が出て来ますが、

今の日本文学には縁がなくなってしまった、漢詩や中国の古典を下敷きに

した往年の日本の文化・文学を想い起させてくれるのは、可笑しくもあり、

寂しくもある点です。

 

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蒸し暑い6月の夜。日本の大学院で同級生となった2人、中国西安に留学後

台湾に渡り結婚した日本人の浅羽実桜と、台湾から日本に留学し卒業後日本

の金融機関で営業職として働く私こと林妤梅(リン・ユーメイ)(日本人が

桜、台湾人が梅で名前でルーツを象徴させています)。その二人が5年振り

に出会い、池袋にある中国西域の回教料理屋で旧交を温め合う。ちぐはぐで

違和感のある二人の現状を象徴するような設定の短編小説です。

 

『近郷情怯』長年帰郷してない旅人がいざ故郷に帰ろうとする時、気持ちが

逆に怯えてしまうという意味の中国の成語。自分のいない間に何かが変わっ

てしまっていたらどうしよう、今の自分を受け容れてくれなかったらどうし

ようという不安感。その一方で、現在の異郷に溶け込めているとは実感でき

ず、現実から切り離されて虚空に浮かび彷徨っているような焦燥感。

 

『愛想笑いを浮かべる度に少しずつ自分が削り取られていくような気がした。

・・・実桜に「結婚して自由を奪われた可愛そうな女」という虚像を求めてい

た。きっとそんな虚像を見て助かろうとしていたのだ。』

 

『名前すら自分のものでなくなったように感じられた。・・・元々はこんな

つもりじゃなかった。なかったはずだ。なんでそうなったのだろう。何が間

違っていたのだろう。そんな時に実桜はベッドを出て、窓の前で月を眺めた。

月は確かな現実感と共に安心感をもたらしてくれた。月だけは、この場所で

も、ここじゃないあの場所でも、常に同じ形をしている。』

 

『「錯覚か」実桜は空を見上げた。空には三日月が懸っていた。「世の中の

大抵のものが錯覚かもしれないね。あの月だって本当は欠けてはいない。欠

けているように見えるだけ。でも綺麗でしょう?」』

 

『何一つ虚飾のない本当の気持ちだけれど、誰もが口にしている言葉であるが

ゆえに、気持ちそのものまで嘘っぽく聞こえてしまったように感じられた。も

しそんな言葉を介してではなく、気持ちそのものを自分の中から取り出して、

そのまま見せることができたらどんなに良かったか』

 

 

異国異郷で暮らす二人がそれぞれに味わう不安は、実は人間の存在そのものの

持つ違和感や不安感であり焦燥感でもあります。著者は、二人の特異な境遇と

無国籍感溢れる池袋の料理店と言う不安定な状況設定によって、それを判り易く

象徴的に描いて見せました。

 

優れた短編小説であり、優れた作家だなぁと、感じ入りました。


第4回 後悔しないための 賢い家づくり勉強会

住まい担当の 大木です。

 

 

家を購入するにあたり、家の性能についての物差しを持っていただき

 

お金に関する優遇や お得な知識も再発見、再確認して頂くための勉強会

 

「第4回 後悔しないための 賢い家づくり勉強会」

 

が近づいて参りました。

 

(11/24日午後1時30分よりです)

 

開催場所は 今年2月にリニューアル移転した

 

清水商工会館 大会議室 

 

(駿東郡清水町卸団地132)

 

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での開催となります。

 

おかげさまで今回は託児の定員が満席となりましたが

 

託児を希望されない皆様におきましては まだ ご予約可能です。

 

是非 お早めに ご予約ください。


二世帯住宅完成見学会

 

 

花崎です

 

 

今週末、11月16日(土)17日(日)の二日間

 

裾野市にて二世帯住宅の完成見学会を開催します。

 

 

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親世帯のリビングダイニング

 

落ち着いた色合いです。

 

 

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ダイニング横のカウンタースペース

 

正面の壁はコルクボード。

 

 

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リビングに面したタタミスペース

 

ヘリなしタタミですっきりと仕上げました。

 

 

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お孫さんの身長が刻まれた柱

 

 

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建て替え前のお家の思い出を残されました。

 

3枚の小さな棚は監督の榎本の発案です。(かわいい!)

 

 

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子世帯のダイニングキッチン

 

対面で設けたダイニングカウンター

 

右正面の壁はホーローパネル。磁石が付くので予定表などを張れて便利!

 

 

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リビングの造り付けAVカウンター

 

床部分を空けて、お掃除をし易く!

 

 

 

とっても素敵なお宅が完成しました!

 

多くの方のご来場をお待ちしております。

 

 

20191116.17見学会

 

(先行して作った広告の画像はイメージです)

 

 

なお、見学会の前日まで、個別でのご案内も受け付けております。

 

当日は都合がつかないので・・・

 

という方は、お気軽にお問い合わせください。

 


イベントのご案内

 

花崎です

 

 

今週末11月2日(土)3日(日)の二日間、函南町の間宮にて

 

当社分譲地の現地販売会及び資金相談会を開催いたします。

 

伊豆箱根鉄道大場駅から徒歩7分。各スーパーや学校も近く、

 

銀行なども徒歩圏内の、大変生活の利便性が良い場所です。

 

ご興味のある方はお問い合わせ又は現地にご来場頂ければ幸いです。

 

土地のご説明はもちろんの事、建物や資金面でのご相談も承ります。

 

 

間宮現地販売会チラシ

 


路地裏探訪の楽しみ~休日の鎌倉

あれもこれも担当の千葉です。

 

 

鎌倉は母の墓参も兼ねて度々訪れます。たいがい疾風の如く定番のスポットや

お店だけを駆け抜けることが多いのですが、先日は墓参のあとお目当ての萩寺

(宝戒寺)に行く途中、敢えて路地裏に迷い込んで見たところ、素敵なお店に

遭遇。路地裏探訪の楽しみをしっかり味わいました。空襲に遭わなかった古都

ゆえに街の中心部にも細い路地が縦横に巡っている鎌倉ならではの楽しみ方で

はないでしょうか。

 

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まずは車を預けてすぐのお店『tsuu(つう)』さん。ここは遭遇した訳

ではなく元より知っていて、路地裏ではなく狭いとは言え生活幹線道路沿い

にある蔵を改装したお洒落なカフェで、ランチも美味しいお店。

 

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お味はもとより、素敵な器にも嬉しくなってしまいます。しっかり休憩をして

いざ鎌倉、もとい、萩寺へ。たった徒歩五分の距離なので、敢えて直行せずに

路地裏へ迷い込んでみました。

 

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露地裏もだいぶ奥の方に何やら暖簾看板のようなものを発見、辿り着いてみる

と、古民家を改装したカフェ、『燕CAFE』さん。メニューに中国・台湾の

デザート『豆花(トウファ)』があるのを見て迷わず飛び込みました。つい今

しがたデザート付き休憩をして来たばかりなのに!

 

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古民家を改装した佇まいは、三島エリアで言うと、ちょうど『IRODORI』

さんや『風珈』さん、『ミチスガラ』さんに似ていて、落ち着いた癒しの空間

を満喫できます。路地裏の奥という立地にも係わらずお客様で一杯でしたので、

知る人ぞ知る人気のお店なのかも知れません。

 

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(これが豆花・トウファです)

 

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十二分に休息をとり、もう萩寺が塀越しに望める辺りに何やら素敵なアプローチ

のお宅が。でもやはり暖簾が下がっているように見えます。

 

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おずおずと奥に進んでみると『美鈴』さん。あとで聞いてみるとご当地でも

一、二を争う有名な和菓子屋さん。お茶席で使う上生菓子は完全予約注文制

でお店では買うことができず、月替わりのお菓子一種類のみが買えるとのこ

と。今月は『栗羊羹』。飛び付くように迷わず買い求めて来ました。

 

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ネットでググってみると、包装紙のデザインは、鎌倉・建長寺や京都・建仁寺

の天井画や、奈良・東大寺の襖絵などを描かれた大家、小泉淳作氏の手による

とありました。親交のあった大仏次郎氏の自宅が美鈴さんのすぐ目と鼻の先だ

ったご縁によるのだろうとのことです。

 

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駐車場から真っ直ぐ歩けばたった五分の距離を、2時間以上掛って辿り着いた

萩寺(宝戒寺)は、百日紅にも萩の花にも遅すぎでしたが、そこここにミツウ

ロコの紋が鏤められた北条家ゆかりのお寺を楽しめました。

 

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楽しい道草に思わぬ時間が掛り、後は我が家恒例のお土産を求めて疾風の如く。

『こ寿々』さんのわらび餅に、『羽床』さんの粕漬けと『井上』さんの梅花は

んぺん。道草でゲットした『美鈴』さんの栗羊羹も併せて、相当カロリー・オー

バーな仲秋の一日となりました。

 

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