性能・構造のこと
建物の構造はどうなっているの?

弊社の構造体は 『ベタ基礎』 と 『木造軸組み金物工法』 です。
◇なぜベタ基礎なのでしょうか?
建物自体の重さ、積載(家財や人など)の重さを分散して均一に支える事が出来るからです。
また、コンクリート一体型なので防蟻(白蟻等)効果も高く、地盤からの湿気も防ぎ建物自体の耐久性も高めます。
さらに、基礎全周に基礎パッキンを施していますので、床下の換気はもちろん、基礎が一体化されるのでより強い建物になります。
その基礎を支える『地盤』にもこだわっていますので こちら をご覧下さい。 できれば、弊社の基礎を一目みて頂きたい。違いが体感できると思います。

◇弊社の柱や梁(はり)は木材の中でも耐久性・湿気にも強い米ヒバやレッドウッドの集成材を採用しています。
また、木と木の接合部は従来の2~5倍の強度を持ち、寿命の長い専用金物で固定しています。
それは安全かつ高耐震な木造軸組み金物工法を実現するためなのです。

~木造軸組み金物工法の特徴~
<高精度・高耐久の構造体>
強度のバラツキが少なさは工業製品だからこその利点です。反りや割れ、乾燥収縮を防ぐ為に含水率を12%以下に設定し、縮みや変形を少なくしています。
腐れなどの欠点を取り除いて積層し集成材を生産しているので、品質の均一化と強度性能を高めています。

<金物接合だから、断面欠損が小さく地震に強い>
接合部の 『切り欠き』 を最小限に抑えた方法なので、柱や梁の強度を生かします。

<優れた耐火性能>
集成材の耐火性能は、鋼材と違って加熱による強度低下が少なく、燃えても倒壊の危険性が低いのです。

<省エネにも効果的>
木材の断熱性能(熱伝導率)は鉄の200分の1、サッシや鉄骨が結露しても木材が結露する事はほとんどありません。「夏」「冬」どちらにも優れた断熱性能を発揮します。


木って雨にぬれても大丈夫なの?

木には細胞の中に液体で存在する「自由水」と、細胞の中に吸着されている「結合水」とがあります。木材が乾燥すると自由水から抜けていき、自由水が全部出た状態を「繊維飽和点」と言います。このときの含水率は28~30%程度です。木材を乾燥させていくと、自由水が抜けるにつれて細胞壁の穴「ピット」の弁がはりついて閉じ、ピットが水を通さなくなります。そしてこのピットは、いったん弁を閉じると煮沸しない限り開かないという性質があります。含水率15~20%程度の乾燥材では、ピットが閉じて水の移動が阻止されるため、水が木材の中に入りにくい状態になります。
しかし、木材全体がどっぷりと水に浸かってしまったり、長期間雨にさらされると、内部まで水が入り込んでしまいます。乾かさないままに使用するとカビや腐れの原因になります。万が一、長雨に浸ってしまった場合は、表面だけで乾いたと判断せずに、水分計を使ってきちんと確認することが必要です。
日本は雨の国なので、雨がまったく降らない季節はありません。古くから木造建築が雨にさらされても大丈夫なのは、木の細胞の性質だったのです。でも、長雨には注意をしましょう。


建物の断熱はどうなの?

断熱材は現場発泡型吹付け断熱、サッシはアルミと樹脂の複合構造を使用しております。

弊社が採用している現場発泡型の断熱材(シーレクション500)は、住宅性能表示で等級4(最高等級4)に属します。
住宅を効果的に断熱することにより、冬は、部屋の中で暖まった空気を外に逃がさず、夏は外の暑さを遮断するなど、暖房や冷房にかかるエネルギーを少なくすることが出来ます。 また、屋内全体を暖房することにより、部屋ごとの温度のむらを少なくすることができるため、室内を快適な環境を保つことが出来ます。

現場発泡型吹付け断熱時材(シーレクション500)の特徴
100%水発泡型で、アレルギー体質の方には理想の断熱材です。
従来のウレタンのように燃え広がることもなく(自己消化性)、樹脂の割合が1%未満なので燃焼時にも人体に影響のあるレベルまでのガスが発生しません。

吸音・遮音・気密性の相乗効果により、良好な防音効果を発揮します。音楽ルームやホームシアターには最適です。
やわらかいので構造材の痩せや変形にも追随し、経年変化もなく密着度を保つので、永年にわたり高気密・高断熱を持続します。

サッシはアルミと樹脂の複合構造を採用しており、樹脂は非常に熱を伝えにくい素材です。 樹脂の熱伝導率はアルミニウムの約1/1000といわれています。温度差により発生する結露を抑え、結露による内装材の腐食を防ぎ、住宅の長寿命化に貢献します。
さらに、ガラス部分には高遮熱low-Eガラスを採用しており、特殊金属膜により一般の複層ガラスに比べ、約2倍の遮熱効果を発揮します。ガラス部分による熱の移動が住まいの室内温度への影響が一番あります。夏は強い日差しを約60%カット、さらに紫外線もカットします。
冬は窓からの熱が逃げるのを防ぎ、暖かな空間をつくります。
また遮音性能にも優れ、住宅性能表示等級2及び3(サッシ形状により異なる 最高等級3)に対応する遮音性能があります。


お金のこと
家を建てる頭金っていくらあればいいの?

住まいの計画の際には「諸経費」といって、税金や登記費用、引越し費用など様々な費用が必要になります。諸経費は住宅ローンで借りられない事も多く、「自己資金」が必要になります。建物の頭金に自己資金を払ったら税金などの諸経費が払えないのでは困りますので、「頭金+諸経費」=「自己資金」 と考えましょう。
<費用の考え方の一例>

借入先によっては一部の諸経費も含めて住宅ローンを組める場合もあり、また諸経費ローンと呼ばれる商品もありますので、個々に確認をされる事をお勧めします。


住宅ローンっていくら借りられるの?

例えばですが、
住宅金融支援機構の「フラット35」という住宅ローンの利用条件の中に、年収に占める借入基準があります。年収500万円の方は1年間で年収の35%までの返済計画が組める基準となっています。500万円×35%=175万円(ボーナス時なし月々146,000円)までとなります。返済期間35年・金利2.5%と仮定すると約4000万円まで借りられる計算になります。
こんなに借りられる!・・でも、毎月こんなに返せるのでしょうか?可能な方もいるかもしれませんが、せっかく夢のマイホームを手に入れても、家族で楽しく暮らせなくては意味がありません。
住宅ローンを検討するうえで大切な事は、借りられる額ではなく、「返せる額」です。 特に「月々の返済額」が非常に重要です。


お得な住宅ローンってあるの?

住宅ローンを検討する際は、お勤め先・年収・借入額・貯蓄・返済年数・家族構成・ライフプランなどの諸条件が重要な材料になります。条件が分からなければ、借入先や金利タイプ(固定型・変動型)の検討・比較は出来ないのです。又、各金利タイプにはリスクがあり、長期にわたる住宅ローンに損得の計算は難しいのも事実です。フラット35・民間ローンそれぞれのメリット・デメリットを確認し、住宅ローンを損得で判断をせず、ご自分に合うものを選ぶようにしましょう。


住まいのポイント・その他
吹抜けや広いリビングって寒くないの?

見学会でもこのご質問は多くあります。大きいリビング、特に吹抜けのあるリビングは小さい部屋に比べると寒々しく空調の効きが悪く感じると思います。だからといって、私たちがお勧めしている広がり間取りのリビングが小さい部屋になる事はありません。
施工例を見ていただければお分かりになりますが、私たちが手がける住まいは吹抜けを多く採用しています。リビングはご家族が集まりやすく住まいで一番気持ち良い場所にしなければなりません。
しかし、建物性能を考えていない住まいの吹抜けは、確かに寒く空調の効率も悪くなります。では、どうすればいいのか?ポイントは3つ。建物全体の断熱性能を高める事、吹抜けの場所を吟味する事、補助機能を検討する事、だと考えます。
上質な木の家の省エネルギー等級は最高等級の4ですが、他ではまだまだ断熱性の高くない新築物件も見られます。人間の体感温度は部屋の温度と壁の輻射熱で変わりますので、外壁の断熱を疎かにしてはいけません。次に吹抜けの場所ですが、日当たりや風通しが悪く、他の部屋とのつながりのない場所は出来るだけ避けた方が良いでしょう。また、外壁面積が大きい部屋は放射冷却のような状況になります。建物内で温度の差が激しく変わるのは、健康にとっても良くない事です。
次の補助機能とは?簡単に言うとプロペラファンです。冬は暖かい空気を押し下げ、夏は暑い空気を逃がすという役割をしてくれます。天井式でなくても構いません。部屋の空気の流れを調整してくれるモノであれば扇風機でも良いと思います。
また、重力換気(温まった空気は軽くなり上へ、冷たい空気は重くなり下へ)を利用できる窓の設置をすることもお勧めします。窓の配置をしっかり計画すれば、エアコンに頼らない健康的な生活が送れるのではないでしょうか。これまで多くの住まいで吹抜けを設置してきましたが、定期点検でお伺いしても「 全然平気ですよ。逆に冬は暖かいですしね。」という返事が返ってくるのも事実です。


収納はいっぱい欲しいけど、どれくらいあればいいの?

私たちのお勧めする住まいの収納は全体面積の15%を目安にしています。また、タンスなどお持ちの家具のレイアウトもしながらご提案をしています。
ですが収納は多いに越した事はありません。って本当にそうなのでしょうか?乱暴な言い方ですが「 モノはつかってなんぼ。使わないモノを入れる使えない収納はゴミ箱と同じ」と言う方もいます。モノを使いやすくする収納のご提案をすれば、きっと建物面積も小さくなり予算も抑えられお客様に喜んでいただけるのではないかと考えております。
収納は多い少ないの問題ではなく、生活スタイルで決まってくるものだと思います。


見学会にいったら何をすればいいの?

現場見学会でわかることはいっぱいあります。
建物の雰囲気、こだわりの実現度や自由度をご自分の目で確かめてください。建物の事だけではなく、担当者の雰囲気や人柄を会話の中で感じる事が出来ると思います。素朴に思った質問などもドンドンして下さい。見学会ではパンフレットやホームページでは感じることができない等身大の住まいづくりを感じていただけると思います。
また、実際の住まいをたくさん見に行く事をお勧めします。完成見学会だけではなく、工事中の現場や完成後にお住まいになっているお宅なども鈴木工務店では見学できます。実際の住まいを多く見ることは、色々な面で住まいづくりに役立つのではないでしょうか。


いつか家を建てたいと思っているけど、いつかわからないし何をしたらいいの?

住まいの計画では事前準備がとても大事です。
さぁ家を建てよう!と思っても、「 どこの会社で?」 「 どの住宅ローンをつかうの?」 「 どんな土地を探すの?」 「 どんな家を建てるの?」 「 いくら位になるの?」 まだまだ細かくて決めなくてはいけない事が沢山あります。
住まいをつくる事は、人生の重要なお買い物になります。いつかわからない予定でも、大事なイベントには変わりません。
住まいづくりを経験した友人や親類などに相談するのも良いと思います。色々な情報も調べられる時代です。
それを基にご自分だけのライフスケジュールプランを描いてはいかがでしょうか。


土地を買って家を建てたいんだけど、何か良い方法ってあるの?

土地購入からの住まいづくりのスケジュールは、条件によって異なります。ですので「土地を買ってから、ゆっくり家づくりを考えよう」という方法では住まいづくりができない事もあります。
私たちはお客様の状況確認をしながらスケジュール提案を致します。また、住まいづくりセミナー「上手な土地の見つけ方」も開催しており、個別セミナーも受け付けています。土地を買って家を建てるときは、見えない経費に予算を費やす事が多くあります。セミナーを参考に予算の考え方やご自分の方法を見つけていただければ幸いです。


無垢の床のお手入れって大変では?

日頃のお手入れは合板フローリングと変わりません。しかし、傷が付きやすいのは事実だと思います。へこんだ場合はその箇所を水で湿らし、アイロンなどで温めると意外なほど元に戻ります。それは生きた木ならではですが、コーティングされた木や合板フローリングなどではそうはいきません。そして万一傷が付いた時でも無垢の床の方が目立たず気にならないというのも事実です。
また無垢の床は経年変化により、色が『やけ』てきますが、日頃のお手入れ次第では新品の床よりも質感や美しさが増します。こうした趣は、合板フローリングでは味わえません。 ただし、水廻りの床は油や調味料のこぼれ、水はねによる劣化が心配されますので、こうした場所にはタイル貼りやコーティング床材を選択されることをお勧めします。


子供部屋ってどう計画したらいいの?

各家庭で状況は違いますので一概には言えませんが、長く住む家にする為には立派な子供部屋を作らないのがお勧めです。代わりにリビングやホールにスタディコーナーを設けてあげるのも良いと思います。長く住めるその家に50年住むと仮定します。子供が部屋にこもって勉強をするのは中高の6年間、長くても10年~15年程度ではないでしょうか?それ以外の40年は、さてどうなるのでしょう? とはいえ、子供部屋は必要だと思いますので、 子供部屋⇒多用途的な部屋⇒シンプルな部屋 と考えることをお勧めします。 長い年月住む家です。中で生活する人間の年齢や生活環境も変わるのです。


ペットと暮らす住まいづくりをしたいのですが・・・

家族の一員としてペットと一緒に幸せに暮らすには、1日の大半を過ごす住空間を心地よくすることが大切なのです。 ペット本来の習性に配慮し、快適に過ごせる空間づくりを考え、そして、共に暮らす人も笑顔になれることが大切です。
当社では、ペットの種類・ペットの性格・ご家庭の生活形態など、お客様と、綿密に打合せをし、快適な住空間を提供致します。


瑕疵保証について・・・

鈴木工務店は、住宅瑕疵保険に加入しております。

Q.住宅瑕疵保険とは?
A.住んでいるうちに雨漏りや、建物が傾いてきたり、基礎に亀裂が入ったりした時など、せっかく建てた住宅に欠陥が原因で 瑕疵による損害が発生した場合、補修できるようにするための保険です。

Q.どんなところが保険の対象になるの?
A.保険の対象となる部分は、住宅の中でも重要な部分となります。
・構造耐力上主要な部分(基礎・壁・柱・小屋組・土台等)
・雨水の浸入を防止する部分(屋根・外壁・開口部)

Q.地盤は対象になるの?
A.地盤調査に基づき、基礎の設計をいたしますので、万が一地盤が不同沈下した場合、保険の対象となります。
ただし、引渡し後の周辺の土木工事等の影響や地震などの天災の影響に起因する事故は免責となります。

Q.保証期間は何年?
A.原則、住宅を引き渡してから、10年間となります。

Q.どんな事に保険が支払われるの?
A.欠陥を補修するための工事代金以外にも、補修のための調査費用や、補修工事中の仮住まいの費用も含まれます。

Q.保険はいくらまで支払われるの?
A.原則、最大2000万となります。

保険の仕組み

Q.住宅完成保証制度はあるの?
A.株式会社住宅あんしん保証に登録しておりますので、お申込みが可能です。


鈴木工務店って、住宅を始めたのは最近なの?

私たち鈴木工務店は設立当初より住宅建築を手がけており、その歴史は半世紀・50年にも及びます。ただ当社では長い歴史の中で数々の大型物件も手がけてきており、どうしてもそちらの方が注目されてしまうため、「住宅は建てていないのでは?」と思われがちなのです。
しかし本来、当社の基本は『住宅』にあり、そこで培われた技術が他の建築物にも生かされているのです。
このように多くの大型建築物を手がけてきた技術力と、そこから生まれる相乗効果が、私たちの住まいづくりの大きな特長の一つでもあります。またこうした総合力が認められた結果として、各界で活躍されている著名な方のお住まいも数多く手がけておりますので、ぜひ一度、当社営業担当にお尋ねください。



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