2020.09.16

家族の願いを込めて

こんにちは。柗尾です。

先日、O様邸におきまして、上棟をいたしました。

大工さんが雨の合間の日に建て方をし、木造の骨組みが立ち上り、すぐに雨養生。

無事に雨にさらされることなく、建物の形ができてきました。

そこでお施主様に記念の一言を柱に書いていただきました。



その中に、東京で働く娘さんからいただいたメッセージを奥様が代筆していました。

この新コロナ渦の中、帰省することができないので、Lineで送ってもらったものでした。

ご両親への感謝、夢であった新居を楽しみにしていることがつづられていました。

ご家族のそれぞれの思いが刻まれ、これから長きにわたり、その思いと共に暮らしていけますよう

新ためて、無事に完成して引き渡しが終わるまで、大切に造っていきたいと思いました。
2020.09.16

我が母校

 時代遅れの堤です。

 

 こんにちは!

 

 過日、我が母校の前を通ったところ正門の校舎二階窓ガラスにコロナ関係のメッセージが張り出されておりました。

 

 「コロナと闘う人々に感謝と敬意を!」と校訓の「不撓」です。

 

 正式な校訓は確か「不撓不屈」だったと思います。

 

 何か、メッセージを見た時とっても誇らしげに感じました。

 

 暫し、高校生時代の思い出が沸々と湧いてきました。

 

 メッセージを張り出した先生方、ご苦労様でした。

 

 皆様もコロナに負けず頑張りましょう。

 

2020.09.12

高性能バリアフリー住宅②

住まい担当の大木です。

前回に引き続き 住宅の二大事故ヒートショック、および段差による

転倒事故特に転倒事故に関して敷地の高低差を利用してなるべく段差を

つくらない家の建設に関するブログの第二弾です。

 

 

前回のブログ、「高性能バリアフリー住宅①」にてお伝えさせて頂きました

敷地内に擁壁をつくり、敷地内の高さをしっかりと高い部分と低い部分に

分ける工事の後の工程について紹介させて頂きます。

 

今回は高いエリアの地盤の高さに、1階の床を合わせる為の高基礎工事について

紹介させて頂きます。

 

〇まず防湿シート工事です。地面からの余分な湿気を基礎内に侵入させて無い為の

工事です。

 



 

〇その上から配筋を施します。

 



 

〇配筋検査を受けた後 型枠を設けコンクリートを打設します。

 



 

写真では伝わりにくいですが、立ち上がりの高さは

1メートル程度あります。

 

次回は、いよいよ上棟準備となります。
2020.09.05

シリーズ・徒然読書録~山崎ナオコーラ著『リボンの男』

あれもこれも担当の千葉です。

 

読書は好きで、常時本を持ち歩く癖が付いてしまいましたが、読み方は極めて

大雑把、何かしら記憶のどこか、心の片隅にでも蓄積されていれば良いという

思いで雑然と読み流しています。暫くするとその内容どころか読んだことさえ

忘れてしまうことも。その意味で、読者の皆様には退屈でご迷惑かとも恐縮し

つつ、ブログに読書録なるものを記してみるのは自分にとって有益かも知れない

と思い、始めてみました。皆様のご寛恕を請うところです。

 

徒然なるままに読み散らす本の中から今回取り上げるのは、山崎ナオコーラ著

『リボンの男』(河出書房新社刊)。

2004年に『人のセックスを笑うな』という衝撃的?な題名の小説で

メジャー・デビューした著者の直近の小説です。デビュー作他2,3作品

を読んで好印象の記憶があり、図書館で見掛けて手にとってみましたが、

『イクメン』、ジェンダー・フリーの時代とは言いながらまだまだ社会的

な障壁の多い現在、とても時宜を得たテーマでした。

 



 

主人公の『妹子』こと小野常雄は、書店の店長であり執筆活動もしている

妻のみどりに仕事を続けてもらい、自らがアルバイトを辞めて『主夫』と

して3才になるタロウの育児を中心とした家事を担っている。

『ヒモ』『時給マイナスの男』

タロウの保育園への送迎だけでも3時間を費やす自分は、非生産的で社会

に貢献できていないのではないかと不安になる妹子。そんな妹子に『主夫』

の価値、『時給マイナスの男』の価値を気付かせてくれたのは、3才の我が

子タロウだった。

 

『(タロウが虫や花の名前を知りたがり、細分化したがることを受けて)

世界を広げることを成長と呼ぶのだとこれまでの妹子は思っていたが、世界

を細分化するのも成長かもしれなかった。そう考えると自分も救われる。子

どもが生まれてからますます自分の世界が小さくなったことにしょげていた。』

 

『(庭先に来るケガをしている野生のタヌキのために動物病院に薬を貰いに

行った後)動物病院に行く、ということは費用がかかる。「時給かなりマイナス

の男」にまたなるわけだが、「どういうところで消費をするか?」で主夫の

力量を試される』

 

『こういう朝の散歩もいいもんだね。豊かな時間っていうかさ・・・時給が

マイナスなのも悪くない・・・自分の家族を幸せにするって仕事だけじゃなく

って、主夫業界の底上げをしたいし、主夫文化を盛り上げたいし、世界を良く

したい・・・直接、金を稼いでいないことに引け目を感じていたけど、そんな

の良くないよな。これからは、やりがいを感じる仕事をしたときは、もっと

堂々としようかな』

 

『「行ってらっしゃい」という挨拶に対して「黒トンボがわかりました」と返

して構わないと考えるタロウの謎のセンスを、この先どうやって導いていけば

いいのか』

 

『リボンみたい』『ああ、ハグロトンボって、黒いリボンみたいだよね。ひら

ひら飛ぶからね』『お父さんもねえ、ヒモじゃないんだよ。ヒモじゃなくリボン

だよ!』『そうだねえ、お父さんもリボンになろう。ヒモはやめてリボンに

なるね』・・・『新しい経済活動をするリボンの男になったら?』

 

 

『主夫』となる男性の側からの気付きや主張と単純に受け止めてしまっては、

世の女性陣から大目玉を喰らいそうです。なぜなら『主婦』は太古の昔から

『時給マイナス』の不安と蔑みに耐え忍んで来たのですから。ジェンダー・

フリーの問題は、各々の役割を評価し尊重し感謝することでもあると改めて

気付かせてくれる小説でした。

 
2020.08.30

基礎工事

住宅担当の花崎です

 

伊豆市の現場の基礎工事の状況です。





ベースとなるベタ基礎の配筋をしています。





ベタ基礎のコンクリートを打設したら、

次は立ち上りのコンクリートを打設します。





型枠をバラして基礎工事が完了しました。
2020.08.29

鍵のお手入れの仕方

修理のことなら鈴木のゆう企画の鈴木です。

 

今回で3回目の登場です。

今回は、玄関等の鍵で、抜き差しがしにくくなった場合の対処方法についてご紹介いたします。

 

鍵の抜き差しがしにくくなった場合、下の写真のようなオイルスプレーやシリコンスプレーを使用したくなりますが、埃を吸着したり、劣化してベタベタになったりして、余計に悪化させてしまうことがありますので、絶対に使用しないでください。



 

抜き差しがしにくくなった場合は、鍵穴にエアーダスタースプレー(空気のスプレー)を噴射し埃を飛ばしたり、掃除機を当て埃を吸い取ったりした後、下の写真のように鍵に鉛筆等の黒鉛を塗り、抜き差しすることを数回繰り返すとスムーズに抜き差し出来るようになります。

(溝等の塗りこむようにしてください。)

 

また、鍵穴用のパウダースプレーも市販されていますので、それを使用すると簡単に改善することが出来ます。

(見にくいですが、鍵穴用のパウダースプレーです。)

 

玄関の鍵は、色々な種類がございますが対処方法は同じですので、抜き差しがしにくくなった時は、簡単に出来ますので試してみてください。

(代表的な鍵の種類)

 

 

 

 
2020.08.19

シリーズ・徒然読書録~河岡義裕『新型コロナウイルスを制圧する』

あれもこれも担当の千葉です。

 

読書は好きで、常時本を持ち歩く癖が付いてしまいましたが、読み方は極めて

大雑把、何かしら記憶のどこか、心の片隅にでも蓄積されていれば良いという

思いで雑然と読み流しています。暫くするとその内容どころか読んだことさえ

忘れてしまうことも。その意味で、読者の皆様には退屈でご迷惑かとも恐縮し

つつ、ブログに読書録なるものを記してみるのは自分にとって有益かも知れない

と思い、始めてみました。皆様のご寛恕を請うところです。

 

徒然なるままに読み散らす本の中から今回取り上げるのは、河岡義裕氏(聞き手

河合香織氏)の『新型コロナウイルスを制圧する』です。副題には、ウイルス学

教授が説く、その『正体』とあります。

 



 

 

河岡氏は東大医科学研究所の教授で、米国ウィスコンシン大学にも籍を置く、

ウイルス学の世界的権威です。ウイルスのRNAに着目したリバース・ジェネティ

クスによりインフルエンザウイルスを人工合成する技術を世界で初めて開発した

方で、正に世界のウイルス学の最先端を歩んでいます。医者である私の同級生に

紹介されて読んでみました。私は見られませんでしたが、つい先日のNHK-

BSでも取り上げられていました。

 



 

あとがきの中に、最も印象的な言葉がありましたので、先頭にそれを記しておき

ます。

 

『世間では、ウィズ・コロナ、挙句の果てにはポスト・コロナという言葉も目に

するが、流行はまだ始まったばかりで、この冬の大きな波に飲み込まれてしまう

かもしれず、ウィズ・コロナで済むのかさえわからない。私たち人類は、この

ウイルスにつて知らないことばかりなのだ。・・・とはいえ、感染症は病原体に

曝されなければ感染を避けることができる。そのためにはどうすればいいかを

それぞれがよく考えて、有効なワクチンや抗ウイルス薬ができて、本当の意味で

のウィズ・コロナ、ポスト・コロナの時を迎えるまで、この大変な流行をみんな

で乗り越えたい。』フィジカル・ディスタンスをとって三密を避け、こまめな手

洗い消毒を欠かさない、という基本中の基本がやはり大切だということですね。

 

今回の新型コロナウイルスの正式名称は、当初の『2019-nCov』から

今は『SARS-Cov-2』に変更されています。いつまで『新型(n)』な

のかわからないことと、新型コロナウイルスは、SARSとゲノムが80%同じと

いう特徴があるからでしょう。疾患名は『Covid-19』です。

 

 

あとは、文中の気になる部分を羅列して終わります。

 

・これまで人類が感染したコロナ・ウイルスは7つ。そのうち4つはヒト

コロナ・ウイルスと呼ばれる通常の風邪のウイルスで、後の3つはSARS、

MERS、そして今回の新型コロナウイルス(SARS-Cov-2)。

 

・流行を乗り切るためには、治療薬かワクチンしかない。

 

・抗体ができれば感染、発症しない。(一旦PCR陰性となった患者が再感染

したとの情報あるが、恐らく再感染ではなく体にウイルスが残っていたと思わ

れる)ワクチン接種の効果は高いと思われる。

 

・ワクチンには、生ワクチン、不活化ワクチン、サブユニット・ワクチン、

遺伝子ワクチンがある。新型コロナウイルスの不活化ワクチンは早く開発でき

る可能性がある。注目は、ウイルスを人工的に合成する技術、リバース・ジェ

ネティクスを活用する方法、もう一つは組み換えDNAを使ったワクチン。

 

・治療薬として今名前が挙がっているのは、レムデシベル、アビガン、カレ

トラ、フサン。ポイントは副作用と耐性ウイルスの問題。ウイルスの変異や

耐性ウイルスの問題を考えると、治療として使っても、予防のための投与は

勧められない。

 

・日本における感染の拡大が比較的穏やかなのは、BCGなど日本が特別だ

からではなく、多くの国民が一生懸命行動を自粛して来たから。自粛ムード

が緩めば再び感染拡大する。

 

・まだ不明ではあるが、季節性があるとみている。南半球の封じ込めが機能

しなければ夏にも再流行はあるし、季節性のため冬には大きな再流行の可能

性がある。

 

・ウイルスとの付き合い方は、国家や国民の考え方に左右される。命は地球

より重いとする日本では、医療を崩壊させず、人ができるだけ死なない方向

での対策が必要。

 

・見通し:断続的な流行が2,3年続く。まずは抗ウイルス薬が見つかれば

重症化する数は減る。その間に有効なワクチンが開発され徐々に流行をコン

トロールできるようになって行く。集団免疫の獲得にはかなりの時間がかかる。

世界的には数十年の単位。

 

・マスクは飛沫感染から守るには完全ではないが、少しでも効果あるならば

すべき。少なくとも飛沫拡散を防ぐためには有効で、マスクをする価値がある。

 

・感染予防は至ってシンプル。感染源に触れないことが最大の防御。100年

前と変わらない。人と人との距離をとるフィジカル・ディスタンス。

 

・感染経路は、飛沫感染、接触感染、エアロゾル感染。皮膚からは感染しない。

感染は粘膜から。

 

・このパンデミックにより国や人種、世代などの分断が見られる。これも100

年前と変わらない。感染防御という意味でも、今は分断している場合ではないと

知って欲しい。

 

・新型コロナウイルスが人為的に作られた可能性は極めて低い。ゲノム配列から

元々はコウモリにいたウイルスが、何らかの理由で人に感染したと見るのが自然。

毒性強いウイルスは既に他にも自然界にあること、人為的な変異を加えると弱毒

化に繋がり易いことを考えると、わざわざ人為的に合成する理由に乏しい。

 

・新型コロナウイルスはズーノーシス(人獣共通感染症)。ネコ科には感染する。

犬への感染力は極めて低い。

 

 

 

 

 

 
2020.08.17

山道整備(ナラ枯れ被害)

リフォームの三須です。

 

先日、区役で山道の整備を行って来ました。



近年、ナラ枯れの被害が多く、山道へ、枯れたナラの大木がいつ倒れて来るか解らず、

とても危険な為、

枯れたナラの大木を切って、倒して、処分して来ました。



10名程で、10数本のナラの大木を切って処分しました。

重機を使わなかったので、かなりの重労働でした。

午前中で終わる予定が夕方近くまでかかり、大変でした。

2020.08.10

犬の写真展

 

 

法人営業部の横山です。

ご縁があり𠮷田香澄さんの犬の写真展をご紹介いただきました。



早速会場のモンミュゼ沼津(2階展示室)に行ってきました。



ワンちゃんの写真がたくさん!

どの写真からも𠮷田さんのワンちゃん大好きが伝わってきます。

会場内は撮影OKなのですが観覧料200円ですので写真は控えておきます。

私はワンちゃんの笑った顔のアップと4匹のワンちゃんが走ってじゃれあっている写真が

とても気に入りました。

受付ではメッセージカードの販売もしていて沢山ある中から3枚を買ってきました。



会期は8月30日(日)までですのでぜひ会場でワンちゃんの写真に癒されてください。

令和2年8月2日の静岡新聞朝刊に記事が掲載されていましたので併せてご紹介いたします。



 
2020.08.06

沼津の風景探訪 ~その1~

設計部の野呂です。

前回に続き、弊社の地場である三島・沼津・伊豆地域の身近な「風景」について、観察記録を投稿します。

 

さて今回は、沼津の牛臥・島郷・志下海岸周辺です。市民の憩いの場になっているこれらの海岸には、

明治26(1893)年造営の沼津御用邸(東附属邸及び西附属邸のみ残存)、学習院沼津遊泳場をはじめ

文学者や実業家の別荘跡が少なからず残っており、往来の避寒地としての趣が感じられます。

 



 

さて、この辺りを歩いてみると人の背丈程の竹を編みこんだ垣が目につきます。

「沼津垣」と呼ばれるこれらは、箱根西麓に自生する篠竹(女竹)を杉綾模様に編んだもので、

駿河湾の西風や砂から畑や住まいを守るため、江戸時代から独自に利用されてきたようです。

 



 

製作現場に立ち会うと、重労働であることが分かります。

16本の竹の束(「手」と呼ぶ)を3日程の時間をかけて編みこんでいきます。

特に端部の曲げの作業は、熱を加えながら行う重要な工程だと言います。



沼津垣は、作り手不足や安価な建材塀の普及によって、その数は減ってきているとのこと。

地場で採れる材料をを利用する(山の管理にも連動する)ことから、石油製品と対照的に持続可能な垣と言えます。

沼津の穏やかな風景の要素として、継承・発展されていくことを切に願います。