登山を愛するご夫婦が建てた山小屋風の外観が特徴的なお住まい。
内部の建具や床材は、落ち着きのある茶系で統一。一方で白木の障子と羽目板がやわらかさを加えています。
玄関の照明器具や特注のステンドグラスの窓により、大正ロマンの世界観を演出しています。
 

南北の住宅と西側はアパートとその駐車場に囲まれた敷地条件の中、２階をリビングスペースにして、周囲からの視線を遮りつつ開放的な空間にしました。
猫ちゃんと暮らす２階の床材は、小上がりの和室も含めてPタイルを使用しています。
無機質な素材の中に所々にナチュラルな素材を加えアクセントにしています。
 

玄関に入るとすぐに広がるLDKは、以前飲食店を経営していた奥様が将来自宅でお店が出来たらいいなという思いと、お友達の多いご夫婦がお客様をおもてなしするために考えられた空間です。
土地探しのポイントとして、周囲を自然に囲まれ、気兼ねなくお庭でバーベキューが楽しめること。ご自身の書斎から富士山が見たいという県外出身のご主人様のご要望にお応えしました。

目を引く軒の深い外観、深みのある黒褐色のアカシアの床材に、大きな南側の窓。
かつての住まいから引き継いだ庭石を配した坪庭が玄関に入ると出迎えてくれる。
 
床下収納を有した一段上がった和室、趣味の版画や骨董を飾るスペースが随所にあり、
空間に変化を持たせ、暮らしの目線や好きな物との距離感にこだわりました。
 
高気密・高断熱・計画換気により電気代を節約。一年中快適に過ごせるとともに、
太陽光発電と蓄電池を設置して、万が一の災害にも備えています。

ハザードマップでは50センチから1メートルほどの浸水エリアのため高基礎にしました。車いすの生活に対応するため、玄関までのアプローチをスロープにしています。また、プライベートな空間以外は出来るだけ間仕切りや扉を無くたのも、車いすで生活がし易いようにするため。オープンな空間でも快適に過ごせる理由は、高気密・高断熱だからと言えるでしょう。

街中に建つコンパクトな二世帯住宅です。リビングは小上がりの畳コーナー。ダイニングは吹抜けを設け、2階のとの繋がりを確保し、室内に光を取り入れています。2階にもコンパクトなキッチンスペースと、シャワールームを設置しています。

いわゆる旗竿形状の敷地で、周囲を隣家とマンションの駐車場に囲まれています。決して日当たりが良いとは言えない状況で、リビングに充分な明かりを取り込んでいます。窓の位置や大きさは周囲との視線に配慮。ご夫婦がそれぞれプライベートな時間を大切にできる空間も確保しています。
 

広々としたリビングを中心とした、内外にオープンな空間構成。富士山を望むバルコニーや、一つ一つの素材にもこだわりました。ファミリークロークやシューズクロークなどの基本性能はおさえつつ、テーマだったリゾートホテルの様な空間が実現しました。