2016.09.25

研修見学会

住宅・リフォームの三須です。

 

先日、建築士会の研修見学会で、「平山郁夫シルクロード美術館」、「甲州夢小路」他を

見学して来ました。

「平山郁夫シルクロード美術館」はグッドデザイン賞受賞作品の建物で、

平山郁夫が40年の月日をかけて集めた収蔵作品や、本人の絵画が展示されている

美術館です。

建物の美しさや、平山郁夫の作家や作品にまつわるエピソートを学びながら、

作品を鑑賞することが出来ました。



また、ワイン&クラフトフェスタが開催されており、

シルクロードワインの飲み比べ体験をすることが出来ました。

地域の違いによるワインを飲み比べ、文化の違いを感じることが出来ました。

以外?にも、マケドニアやグルジアのワインの美味しさには感動いたしました。

 

「甲州夢小路」は小江戸情緒が息づく、明治、大正、昭和初期の甲府城下町を再現した

ランドマークです。残念ながら雨天でしたので、あまり散策することが出来ませんでした。

2016.09.23

台風とお彼岸、もしくは栗のこと

あれもこれも担当の千葉です。

 

東北や北海道、九州や台湾など、甚大な被害に遭われた方々には申し訳ないほど、

このところ静岡県東部はあたかも台風が避けて通るという幸運に恵まれました。今週

20日深夜に上空、ほぼ真上を通過した台風16号でも、ありがたいことに大きな災

害とならずに済みました。



(台風16号が通過した翌朝の沼津の街と駿河湾)

 

台風一過となればカッと晴れ上がり蒸し暑くなるかと思われた翌日は、最高気温が25℃

を下回り、久方振りに涼しさを実感した1日となりました。奇しくも今週はお彼岸。『暑さ寒さ

も彼岸まで』とは本当に良く言ったものだと感心するばかりです。暦では秋の頂である『秋分』

を迎えて、ようやく『秋の到来』が実感されるようになりました。



(雨がちな日が続き、雨のしずくをつける水引草)



9月に入って、遙か高みから手の届く地面に降り来るようになった我が家の栗の実たち。

お彼岸を過ぎるとそろそろその数も減って来ます。

栗ごはんに栗きんとん。私の師匠である妻が収穫する度に料理してくれました。



素材自体の美味しさに敵うものなどないのですが、師匠が指の爪の下から出血まで

して拵えてくれた栗きんとんは、粒が多少粗かろうと大きさが多少不揃いであろうと、、

実にじーん、と来る美味しさで、大事に味わおうと思いました。
2016.09.06

夏の名残

あれもこれも担当の千葉です。



立秋を過ぎてひと月以上。じきに白露だの中秋だのと、暦の上では秋真っ盛りとなる

のですが、実感とすると日中の暑さは依然として厳しく、夏と秋が同居しているといった

ところでしょうか。

 

先週まだ8月のうちに、我が家定番の夏のお菓子をもう一度と、駆け込みで買い求め

楽しみました。



絶品の水まんじゅうに、水大福。おまけに麩まんじゅう。



小さくても手を抜かない精度が可愛らしさをいや増しにしているミニ上生菓子。本来なら

季節感豊かな上生菓子も、やはり今の時期は夏と秋が同居していますね。

 



そんなところに鎌倉の叔父からお菓子が届き、我が家の女衆やたまたま帰省中の息子

から嬌声が上がります。それもそのはず、大のお気に入りの鎌倉『レザンジュ』さんの

クッキー。



『兎月園』さんの和菓子のような季節感はないですが、これも我が家定番、人気者です。

 



食欲の秋にはまだまだ早いのですが、、、。

と言っているところに昨晩またお土産が、、、。



中津川は『すや』さんの栗きんとんと大阪は『高山堂』さんの生きんつば!

いけません、いけんません、食欲の秋はまだまだ先です、、、!
2016.09.05

稲刈り

住宅・リフォームの三須です。

 

先日、稲刈りを行いました。

今年は台風の影響で天候がはっきりしなく、昨年より1週間位遅れての稲刈りでした。



収穫はいつもよりかなり豊作でした。

乾燥も終わり、明日には新米を食べれると思います。

まだ、残りの田もあるので、そちらの稲刈りはいつになるでしょうか?
2016.08.31

サザエさんと、じゃーん、けーん、ぽん!

あれもこれも担当の千葉です。

 

日経新聞の最終面・文化欄は愉快な記事が多く、目が離せません。そんな中から最近の

面白い記事を2件ご紹介しましょう。ああ、そんな記事あったあったと思い出される方も

多いのではないでしょうか。

 

まず一つ目は、『「サザエさん」今日はグー』。会社員の高木啓之氏の記事です。『♪お魚

くわえたドラ猫~、追っかけて~。』ご存知サザエさんはフジテレビ日曜18:30からの

長寿番組です。1969年スタートと言うから、じきに50年になろうという怪物番組ですね。



1991年秋に、番組のラストが変わりました。掛け声とともに、グー・チョキ・パーのパネル

から1枚を選び出し、『うふふふふ』と笑う画面です。勝ちたい、と思った著者は、すかさず

掲示板に星取表を掲げ、サザエさんの手のパターンを割り出そうとします。サザエさんの

手を決めるのは人間なので、ランダムに見えて実はクセがあることが判りました。10年

ほどのうちに、初めは10人くらいいた掲示板仲間はたった一人となり、それが却って使命感

となり、意地となって、精度がグングン上がって、勝率が7~8割になったと言います。

 

数年に一回、サザエさんの手を決める担当者『編集』が変わると突然勝率が下がり、1年を

掛けて新たなパターンを割り出し、また勝率を高める、ということを繰り返して来ました。

 

ところが、今年1月からは、担当者が変わらないのに勝率が下がってしまったそうです。

著者の存在が知れて、担当者が裏をかいているのかも知れないと考えています。

『サザエさんじゃんけん研究所』を設立して25年、統計・戦績をまとめた『サザエさん

じゃんけん白書』を年2回発行している著者は、『サザエさんは永遠のライバルだ』と

更に闘志を掻き立てています。

 

ほんとうにこの最終面は面白いですね。

 

 

さてもう一つは直木賞作家、乃南アサ氏の記事、『網の中』。

マンションの大規模修繕工事では、建物の周りに足場を巡らし、ネット(網)ですっぽり

覆ってしまいます。外から眺めていて多少興味を持っていたところに、いよいよ自分の

暮らすマンションが大規模修繕ですっぽり網の中に。



面白おかしく眺めていたのとは大違いで、工事中は窓を殆ど開けられない。網戸も外さ

ねばならないので、ペットを飼っていると、工事がない日でも閉め切りとなってしまう。

室外機のあるベランダも工事範囲なら、エアコンも使えない。勿論ベランダのものは全て

移動・処分せねばならない。外から室内が見えないようにカーテンを下ろしたままとなれば、

陽は射さない、風は通らない、外など見えない、終日薄暗い。おまけにトンカン工事の騒音

に見舞われる。

 

1年で最もエアコンを使わない時期を選んだら、1年で最も爽やかな時をすっぽり網の中で

過ごすことになってしまった。世の中の人は何と忍耐力が高いのだろう、と締め括っています。

 

当社も大規模修繕工事を沢山施工させて戴いております。工事の箇所・内容(音が出る、

振動が出る、誇りが出るなど)を日にち・時間別に事前にお知らせする。工事もフロア別に

順を追って施工する。共用部分のみでなく、専有部分のリフォームのご要望も同時に伺って

一度にわずらわしい工事を済ませてしまうなど工夫をして、乃南氏のような住まう方々気持

ちを胸に刻み、ご迷惑を最小限にするよう心掛けています。

 

どうか『網の中』にもご理解ご協力をお願い致します。

 
2016.08.29

高田屋様三階改装工事

住宅・リフォーム営業部の中根です。オリンピックの声援で熱い夜を過ごし今年は何となく充実感のある夏季休暇を過ごしました。皆様いかがでしたか。



私のお客様で、三島市本町で営業しています「高田屋」様 がこの度、三階の宴会場のリニューアル工事を弊社に御用命頂きました。場所は本町静岡銀行交差点近くに在ります。鰻料理・和食を中心のお食事処で営業しています。

 

私のお勧めは鰻重。あまり甘くないタレは上品な美味しさです。三島には天婦羅専門店が少ないのですが、天婦羅もお勧めいたします。私の大のお気に入りは特製天丼1200円。一度お試し下さい。もちろんお魚は沼津港から直接仕入れていますので間違い有りません。(水曜日 定休日です)        下の写真は一階店内風景です。



私も週一位ペースで食事を楽しんでいます。工事カ所ですが三階宴会場で、10月末完成予定です。50人位収容可能な広々したスペースが魅力の宴会場です。下の写真は改装前の写真です。完成しましたら又、ご報告させていただきます。中根でした。

2016.08.27

上棟しました

花崎です

裾野市のT様邸 上棟しました。

2016.08.23

シリーズ・徒然読書録~『蛇の道行』と『伯爵夫人』

あれもこれも担当の千葉です。

 

夏の甲子園が終わり、三嶋大社の夏祭りが終わり、今年はリオデジャネイロ・オリン

ピックまで終わって、いよいよ夏の終わりが近づいているようです。珍しいコースの

台風が3つも重なって、野分が吹き荒れました。今日は処暑。暦の上ではとうに秋なの

ですが、実感としてはようやく終わり行く夏に秋の気配が少しずつ紛れ込んで行く季節

でしょうか。いずれにしても季節の変わり目です、どうぞご自愛下さい。

 

 

読書は好きで、常時本を持ち歩く癖が付いてしまいましたが、読み方は極めて大雑把、

何かしらからだのどこかに蓄積されていれば良いという思いで、雑然と読み流します。

その意味で、読者の皆様には退屈でご迷惑かとも恐縮しつつ、ブログに読書録なる

ものを記してみるのは自分にとって有益かも知れないと思い、始めて見ました。皆様

のご寛恕を請うところです。

 

徒然なるままに読み散らす本の中から気に入ったもの、今回は加藤元著『蛇の道行

(じゃのみちゆき)』(講談社刊)と蓮實重彦著『伯爵夫人』(新潮社刊)の2冊です。

 

 

まずは加藤元著の『蛇の道行』。

 



『いまが旬の作家だ』、『全国でカトゲン旋風、吹き荒れています』といった帯の売り文句

に誘われて借りてみました。表紙のデザインで手に取ってしまう『ジャケ買い』ならぬ、

『帯買い』です。



ソ連兵や中国人による殺戮、略奪、強姦。終戦後、必死に生き残り、銃声と女性の悲鳴

飛び交う満州からやっとのことで引き上げてきた女と子供。帰り着いた祖国も、住むとこ

ろにも食べるものにも難儀するヤミ市全盛の時代。絡み合う、きわ、トモ代、立平、章一の

生い立ち、人生。『罪を恨んで、汚れないで生きていける人間は、それだけで運がいい』、

そんな時代を生き延びて来たのは果たして、きわなのかトモ代なのか。最後に訪れる

どんでん返し。

 

伏線が錯綜し、疑惑が疑惑を生むスリリングな構成と文章が読者をぐいぐい惹き込むのは、

著者の力量の賜物であるのは確かでしょうが、遵法を貫けば餓死してしまうような戦後の

混沌とした社会のもつ粗暴な力の賜物でもあるように思えます。

 

衣食足りて礼節を知る、と言われるように、衣食住に困らぬ時代になって生まれ育った世代

の良識や正義感が通用しないようなプリミティブな社会が、ついこの間までこの日本中、至る

所にあったことを、忘れぬよう戒められているような気がしました。

 

以下、気に留めた文章を列記します。

 

『人は、顔では嘘をつく。背中から見ると、本当の姿がわかる』

 

『悪いひとは、みなを汚すよ、悪いひとからなにかを守るためには、自分も汚れなければ

ならないからな』

 

『他人の本気の怒り・・・死の匂いのする暴力』

 

『誰でも心の中に虎を飼っている。お母さんの場合は、欲望という虎だ。決して檻から

出してはいけない。・・・檻を出た虎が最初に食い殺すのは、飼い主だ。』

 

『あのころに苦労をしなかった人間は、いなかった。・・・国家は国民を棄てる。軍隊は

国民を守らない。そして国家として敵対した国民同士が奪い合い殺し合う。誰を恨めば

いいのか、私にはいまだにわからない。』

 

『蛇の交尾は、お互いが全身でからみあうんだそうだ。ずっと、、はなれないんだとさ。

だから、それだ。おれとあの女の関係は。』

 

『・・・恥知らず。

ふん、恥知らずで、なにが悪いのよ。人生って、戦いなんだからね。泣かされた方が負け

だし、盗まれた方が負けなんだ。ぬかるみに突き倒されたら、立ち上がればいいだけじゃ

ないの。

・・・恥知らず。

泥の中から、少しでも多くのものを掴みとって、歩きはじめた人間の勝ちよ。あたしが悪い

んじゃない。あんたが弱かっただけ。弱い人間が、力のある人間の踏み台になるのは

当然のことだわ。』

 

『罪を憎んで、汚れないで生きていける人間は、それだけで運がいい。』

 

 

次は蓮實重彦著『伯爵夫人』。



元東京大学総長でもある仏文学者の著者が、80歳で三島由紀夫を受賞した小説です。

80歳という高齢者であり、元東大総長であり、しかもポルノ小説張りの内容というのが

センセーショナルな話題となっただけでなく、『日本の文化にとって非常に嘆かわしい。

もっと若い方を選ぶべきです。選考委員が暴挙に出たわけで、迷惑だと思っています』と、

受賞者本人が選考委員を強烈に批判をしたということでも更に話題になり、読んでみる

ことにしました。



太平洋戦争突入間際の頃、若き主人公二朗の家に同居することになった伯爵夫人は、

上海のフランス租界あたりの高級娼婦だったとも、戦争スパイだったとも噂される妖艶

で不思議な女性。開戦前夜のスパイとしての伯爵夫人と今目の前で二朗を誘惑する

伯爵夫人、あたかも夢と現実のように二つの局面がエロチックに交差し行き交う構成は、

読者を惹き込むスリリングさを醸し出しています。

 



文体としては、主語が省かれ、その隠れた主語も一つの文中で変わって行ったり、会話

文と地文がない交ぜに書かれるなど、私の好きな蜻蛉日記を思わせるような王朝女流

文学の文体の印象なのは良いのですが、内容的にはフランスの詩人アポリネールが書

いたエロ小説を思わせるような仕立・展開で、とても褒められたものではありません。

だからこそ、このお遊び半分の実験小説になど賞を呉れてはならぬ、というのも著者が

選考委員を批判した理由の一つなのかも知れません。
2016.08.22

トールペイント教室を開催しました。

山本です。

 

8月21日に本社1階『わくわくプラザ』にて、トールペイント教室を開催しました。

 

今回は木製コースターと、グラスにペイントをしました。

お子様の夏休みも終盤にさしかかるなか、夏の思い出づくりとして、

多くのご家族にご参加いただきました。



お子様達は、カラフルな絵の具を前に、いい笑顔で色選びをしながら

時間を忘れるほど作業に夢中になっていました。

 

 

大人(お母さん)達は、先生の見本を参考にペイントを進めていたのですが、

それに対し、お子様達は発想力が豊かで、

先生のお手本にない

「虹を描いてみたい」、「クローバーを描いてみたい」とか

オリジナルなデザインを、先生と一緒に考えながら描いていました。



今後も、楽しんでいただける様なイベントを開催していきますので、

みなさまのご参加をお待ちしております。
2016.08.10

木造用リング摩擦ダンパー(制振システム)研修会

住宅・リフォームの三須です。

 

先日、「リングッド 木造用リング摩擦ダンパー」の研修会に参加してきました。

地震エネルギーを効率よく吸収できる制振システム(制振壁)のことで、

特徴としましては、

1.繰り返しの余震にも対応。

2.ダンパーにより、柱梁接合箇所への損傷度が低下。

3.耐久性、性能維持機能が優れており、メンテナンスフリー。

です。一般の木造2階建てでは、1階のX方向に2ヵ所、Y方向に2ヵ所、

2階のX方向に1ヵ所、Y方向にに1ヵ所、計6ヵ所必要と思われます。



また、このダンパーを壁の中に隠さず、塗装し、アクセントとして露出させ、

骨組みと共に、開放的な空間の魅力を引き出すことも可能のようです。

繰り返しの余震にも対応できる、制振システムを、今後は検討していきたいと思います。