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2014.02.10
シリーズ・徒然読書録~『正義という名の凶器』
立春を過ぎて強烈な寒波に見舞われた日本列島。東京都心では四十数年振りの積雪。
ここ三島でも雪が積もったのは十数年振りで、長男がまだ学校に上がる前だった前回、
雪ダルマ作りに興奮していたことを懐かしく思い出しました。
立春前の暖かさに開花も進んだ梅の花にも重たそうな雪が積もっていました。
あれもこれも担当の千葉です。
読書は好きで、常時本を持ち歩く癖が付いてしまいましたが、読み方は極めて大雑把、
何かしらからだのどこかに蓄積されていれば良いという思いで、雑然と読み流します。
その意味で、読者の皆様には退屈でご迷惑かとも恐縮しつつ、ブログに読書録なる
ものを記してみるのは自分にとって有益かも知れないと思い、始めて見ました。皆様
のご寛恕を請うところです。
徒然なるままに読み散らす本の中から今回ご紹介するのは、精神科医で人間・環境
学者、片田珠美著『正義という名の凶器』(ベスト新書)。
小泉自民大勝の郵政民営化選挙、小沢民主大勝の政権選択選挙、そして安倍自民
大勝のデフレ反動選挙。どうして最近は雪崩式に極端な投票行動になってしまうんだ
ろう?「モンスター・ペアレント」や「クレーマー」、「ブログ炎上事件」など、一体どうして
こんなに攻撃性の強い世の中になってしまったんだろう、と考えている時に出会ったの
が、先月の拙ブログでご紹介した香山リカ著『悪いのは私じゃない症候群』。
( http://www.szki.co.jp/blog/2014/01/0127_post_249.html ) 対象として取り上
げた社会現象が同じで、しかも著者がともに女性精神科医ということで興味を持ち、読
んでみることになりました。
まずは表紙の裏書をご紹介しましょう。
≪ その「正義」が怖い 「あなたのやったことは間違っている。私が正しいのだから」
という考えのもと、徹底的に悪の糾弾を行い懲らしめ、相手が許しを乞いても尚、激しく
攻撃を続ける。時にして、相手の命を奪うこともある。いじめ、体罰、ストーカー、地域
紛争、戦争。社会の揉め事の起因は、この「ひとりよがりの正義感」にあることが多い。
人はなぜ、正義を振りかざし、相手を叩くと気持ち良くなるのだろう?そして、なぜター
ゲットを変え、何度もこの行為を繰り返すのだろう?「正義の仮面」の下に隠された現
代人のかかえるトラウマ、「正義を振りかざしやすくなった社会」という2つの側面から、
今もっとも恐ろしい「正義依存という病」の本質に迫る! ≫
著者はまず、ネット炎上事件の中から、塩谷瞬(私は良く知らないが、芸能人らしい)
の二股騒動、河本準一(こちらも良く知らないがお笑い芸人らしい)の生活保護騒動、
大津いじめ自殺事件の3つを取り上げ、分析を試み、同時にネットから得られる快楽
についても検証し、そこに依存性があることを指摘している。そして、なぜ他人の「悪」
を叩くと快楽が得られるかに踏み込み、「正義の仮面」の陰には怒りと羨望が潜んで
おり、その本質は「他人の幸福が我慢できない怒り」即ち羨望だという。この怒りや羨
望は本来隠したい不都合な感情だが、「正義の仮面」を覆ることであたかも自分には
そんな不都合な感情は無いと思い込むことができて好都合で、しかも快感を伴うから
一石二鳥で、正義依存は容易に伝染してしまう。
非常に興味深かった指摘は、1つには、面白おかしくはやし立てる『観衆』や見て見ぬ
ふりをする『傍観者』の存在がいじめやバッシングを過激にする、即ち『観衆』や『傍観
者』も同罪だという点、もう1つは、妄想的ともいえる被害者意識により弱者が弱者を
いじめ・バッシングすることもあるという点です。
なぜ今の日本では「正義依存という病」が蔓延し易いのか?
・政治家、教育者、親をはじめ、権威の失墜によって絶対的な正義がなくなり、自分勝
手な正義を振りかざし易くなった。
・消費社会にどっぷり浸かっている(医療をサービス業と考えるなど)ために、お客様な
ら何でも要求しても良いという意識が蔓延している。
・被害者意識が強く、本来得られるはずだった利得を要求しても良いという風潮が強い。
この背景には、ミドルクラスが疲弊し、社会のハイ・ロウの二極化が進展してしまった
ことがある。即ち、旧ミドルクラスの怒りと羨望が被害者意識を生み出し、正義依存に
結びつく。
この分析は秀逸だなと感じました。
最後に著者は、この「正義依存」は益々蔓延すると予測する。それは、他責的な傾向に
つける薬はないことと、『観衆』と『傍観者』が多いからだとしている。そして、こうした状況
に我々はどう向き合うべきかについては、うっぷん晴らしのために正義感を振りかざして
悪を叩くようなことをやっていないか、一人ひとりが自分自身に問いかけてみるしかない、
としている。この点については前掲の香山リカ氏と同じで何ともお粗末で物足りなさを感
じてしまい、残念でなりません。
著者が言うように、題名である『正義という名の凶器』が、『正義が狂気に変わる社会』
と同義だということに、戦慄を覚えてしまいました。
2014.02.06
羅漢さんのお弁当
花崎です
先週、長泉町にて、上棟したお宅がありました。
その時、お施主様がお昼にどうぞ、と
関係者にお弁当をご用意してくださいました。
伊豆市の羅漢さんのお弁当。
以前、あれもこれも担当の千葉さんのブログで、
素敵なおもてなしをするお店だな、と思っていたのですが、
こういう形で初体験をするとは思っていませんでした。
綺麗で美味しいお料理。
お酒にも間違いなく合います。
飲めないのが残念でした・・・
次回はお施主様と一緒にお店にお伺いして、
お酒も交えながら、
幸せな時間を過ごしたいな。と思っています。
2014.02.05
梅祭り
リフォームの本間です。
熱海恒例の、第70回梅祭りが1月11日から3月9日まで開催されています。
毎日梅園横を通っていますので、3~5分咲きと思われた先日、訪れてみました。
晴天での梅見を期待していましたが、残念ながら当日は朝から雨模様。
午後にやっと雨があがりましたのでノコノコ出かけました。
天気が良くなかったにもかかわらず、駐車場はほぼ満杯状態(余り駐車可能台数
は多くありませんが)、また路線バスで熱海駅から来られる観光客もいますので、
園内にはそこそこの数の見物客が来ておりました。
一時期気温が上がったためか、2月に入り、かなり花が開いてきていました。
白、ピンク、黄(老梅?)など、様々な梅が見る人を楽しませてくれます。
もちろんほのかな梅の花のニオイも漂っていました。
「良い香り~」と誰かが言っておりましたので、私も鼻の穴を大きく開いて、思いっき
り空気を吸ってみたところ、間違いなく梅の良い香りを感じることができました。
これからのお天気にもよりますが、順調にいけば2月中~下旬位が満開時期では
ないでしょうか。
規模的には決して大きな梅園ではありませんが、是非一度お出かけになり、春の香り
を感じてみてはいかがでしょうか。
以上、熱海のニワカ宣伝マンからのレポートでした。
2014.02.03
旬菜美酒『以い田(いいだ)』
あれもこれも担当の千葉です。
今日は節分、旧暦で一年最後の日、謂わば大晦日です。明日の立春を前に、昨日は
西日本を中心に、平年の3月から5月上旬の気温と言われるほど暖かい陽気だったそう
です。一年で最も寒い時期に、宮崎ではなんと、今年最初の『夏日』を記録とか!ここ
三島は雨で陽射しがなかったためか、気温はそこそこ上がったものの、そこまで暖かく
は感じませんでしたが、それでも家の梅はほぼ満開に近くなりました。雨があがって暗く
なって、良い梅の香が漂っていました。
しかしこのまま一気に春へとは行かないようで、明日からは大陸から寒気が南下して来て
厳しい寒さになるとの予報。インフルエンザも流行している時期ですので、どうぞご自愛下
さい。
さて今回は当社で設計・施工させて戴いたお客様のお店を紹介させて戴きます。
三島田町駅のすぐ目の前に先週末にオープンしたばかりの旬菜美酒、『以い田』さんです。
オーナーで板長さんのお名前から採ったもので、『いいだ』と読みます。看板の字は、書家
である彼の伯母様が書いて下さったものだそうです。どおりで素敵な訳です。
お越し戴くお客様に、お料理以外でも楽しんで戴こうと、設計者や工事監督も楽しみながら
仕事をしたようです。
横木はオーナーの従兄弟のお宅を建て替える時に切った柿の木を使っています。
物入れの戸も、和紙を千切って悠揚たる山並みを描きました。
小上がりに6人席が二つとカウンター。定休日は当面日曜日とのこと。この地域でとれた
山海の旬菜と美味しいお酒を是非ともお楽しみ下さい。
2014.02.01
住まいるフェスタ2014
時代遅れの堤です。
1月11日(土曜日)と12日(日曜日)に沼津市内の新しいキラメッセで行われた静岡新聞主催の「住まいるフェスタ2014」に弊社もブース出展させていただjきました。
弊社は他社さんのブースと差別化を図るべく射的ゲームを実施しました。大変好評で多くのお客様にご来場いただきました。ほらほら昔、温泉場にあったあの射的ですよ!景品も盛りだくさんでしたがなかなか命中しても倒れない物もあり、その節はごめんなさい。ご来場いただいたお客様は大変ありがとうございました。
今後もたくさんのお客様の笑顔が見られるイベントを考えていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
また、今月2月には長泉町竹原で新築住宅の完感体感会を開催いたしますので、こちらも是非お出かけください。詳しくは弊社HPをチェックしてください。
2014.01.30
シャガール展
設計 中村です。
先日、静岡市美術館で開催されているシャガール展へ行ってきました。
日本初公開作品を含む236点!
ユダヤ人であり、第二次世界大戦という時代を超えてなお、生み出された溢れんばかりの色彩の絵。
絵だけでなく、ステンドグラスやタピトリー、オペラの衣装の作製。
驚くのは、終戦後の老いてから(失礼・笑)の活動量。
中でも、パリ オペラ座の天井画は大画面の映像で見れ、その迫力に感激しました。
天井画の下絵は何度も、何度も書かれ、そのラフな下絵もステキです。
実物はどうもオペラ座へ客席まで行かないとみれないみたいです。
いつか行けるといいなぁ。
静岡市美術館はあまり大きくないイメージがありましたが、
さすが236点!盛りだくさんの内容に大満足な休日でした。
最後に熱くパッションを感じるオチャメシャガールを!(手前がシャガールです。)
2014.01.29
米・一般教書演説~国家と国民の関係
あれもこれも担当の千葉です。
米国大統領は、毎年1月の最終火曜日に、上・下院議会に対し、施政方針を披露する
一般教書演説を行います。今年も日本時間の今日未明に行われました。明日の朝刊
記事にも取り上げられることでしょう。
これに先立ち、先々週末に、オバマ大統領が司法省で行った演説が、日経新聞のコラ
ム『春秋』に取り上げられていました。
その演説には、『市民の自由は権力の座にある者の善意など当てにはできない。自由が
当てにするのは、権力を持つ者を縛る法律である。我々の政府という仕組みは、そういう
前提のうえにつくられている』との一節があったと言います。
この一節を読んで、ちょうど一年前、オバマ大統領の2期目の就任演説(これも一般教書
演説と呼ばれるらしい)を思い出しました。どちらにも共通しているのは、『権力 対 自由』、
『国家 対 市民』という関係の強烈さです。
先々週の一節は、自由はお上や権力者が与えてくれるものではなく、お上や権力者を縛る
法律によってもたらされる、との認識に基づいていますし、一年前の就任演説では、『我々
は一貫して中央の権力への疑いを決して放棄せず、政府だけで社会の病巣を全て治癒で
きるといった虚構に屈しなかった』と言い、やはり平等・生命・自由・幸福という基本的人権
は、与えられるものではなく、自らが闘ってでも守り抜かねばならないものだとの強烈な認
識が披露されていました。
自由・幸福に対する強烈な責任の自覚は素晴らしいものだと感じる一方で、自分の国家
や地域社会、ひいては隣人をも単純には信頼しない社会というのはどこか寂しいものだと
も感じましたが、それだからこそ、安心・安全な社会をつくるためには市民一人一人の自
覚と努力が必要だということなのでしょう。
1年前の拙ブログ 『アメリカという国のかたち~オバマ大統領就任演説』
http://www.szki.co.jp/blog/2013/02/0220_post_162.html
をご笑覧下さい。
2014.01.27
シリーズ・徒然読書録~『悪いのは私じゃない症候群』
大寒は二十四節気の最後の節気、月が明ければすぐに立春。『春隣(はるとなり)』
はそんな今の時期を表す言葉で、冬の季語だそうです。ここ三島でのこの週末は
最高気温が16~17度にもなり、一年で最も寒い時期に、春の兆しもそこかしこに。
日当たりの良い縁側のアマリリスは早くも蕾を膨らませ始めました。
あれもこれも担当の千葉です。
読書は好きで、常時本を持ち歩く癖が付いてしまいましたが、読み方は極めて大雑把、
何かしらからだのどこかに蓄積されていれば良いという思いで、雑然と読み流します。
その意味で、読者の皆様には退屈でご迷惑かとも恐縮しつつ、ブログに読書録なる
ものを記してみるのは自分にとって有益かも知れないと思い、始めて見ました。皆様
のご寛恕を請うところです。
徒然なるままに読み散らす本の中から気に入った本、今回は、香山リカ著『悪いのは
私じゃない症候群』(ベスト新書)。
小泉自民大勝の郵政民営化選挙、小沢民主大勝の政権選択選挙、そして安倍自民
大勝のデフレ反動選挙。小選挙区制の欠点とは言いながら、どうして最近は雪崩(な
だれ)式に極端な投票行動になってしまうんだろう?選挙権年齢の引下げ(法案は不
成立でしたが)が議論されていますが、少年法適用年齢を据え置いたまま選挙権年
齢を引下げれば義務や責任は果たさずに権利ばかり主張する風潮を助長するだけ
ではないか?などと考えていた3~4年前に巡り会ったのが、精神科医で心理学者の
香山リカ氏の著書『悪いのは私じゃない症候群』。大変示唆に富み、面白い本です。
「モンスター・ペアレント」、「クレーマー」、「ブログ炎上事件」など、一体どうしてこんな
に攻撃性の強い世の中になってしまったんだろうと戸惑う事象が多い。日本はむしろ、
「申し訳ありません、私が至らなかったばかりに。私のせいなんです、ごめんなさい。」
と必要以上に「悪いのは私のせい」と自分を責めるタイプが多い社会だったのが、いつ
から「悪いのは私じゃない、あなたのせいですよ」の大合唱の社会になってしまったの
か。
著者は、自分のことは棚に上げ、悪いのは自分でないとし、相手・他人・職場・上司・
学校・病院・政治・社会・環境など所謂自分以外の他者を攻撃する日本人が増えて
いる、という。中には、自分がお腹を痛めて産んだ我が子を攻撃する母親まで増加
していると言うから驚きです。そしてこうした社会的病理を『悪いのは私じゃない症候
群』と名付け、負けたら立ち直れないとか、いつ自分が否定されないとも限らないと
いう恐怖心から、「勝つためには負けられない」 ⇒ 「負けないためには攻撃される
前に相手を攻撃する=相手を悪者にする」という心理的な背景を指摘している。子供
の中にはいじめられないためにいじめる側にまわる者がいるのと同じだという。
「ブログ炎上事件」のように、匿名性の強いネット世界と結びついた時には、「ゆがん
だ正義感」が横行し、その言動の背後には「快感」まで見え隠れする、という。
余りに挙げるべき事例が多すぎて、原因分析と対策に十分な紙面を割けなかった、
とあとがきで著者自身が認めているように、『悪いのは私じゃない症候群』が生まれた
原因が突然に導入された小泉政治の新自由主義・成果主義にあり、対策は悪いの
は私じゃないと言わない勇気を持つことだと結論付けているのは、あまりにも短絡的
でお粗末な感を免れないでしょう。が、このまま放置されて良い問題ではなく、個人と
してはもとより、教育として、社会として、政治としても原因の分析と、治療のための
具体的な取り組みが必要ではないかと感じました。
2014.01.23
続・・・ 最近、これにハマってます
住宅部の杉本です。
ハリネズミに触りたい!!
以前、このブログで書かせていただいたのですが、
最近、動物にハマっている息子の希望との事で・・・
行ってきました。稲取にある 【伊豆アニマルキングダム】
こちらは、ホワイトタイガーを見ることができることでも有名ですが、
園内を悠々と歩き回るシマウマやキリンやダチョウなどがいる中を
通路が通っていて、そこを歩いて見て回り、餌もあげることができる
『ウォーキングサファリゾーン』などがあり、とても身近に動物を感じる
ことができます。
(私は、東伊豆町風力発電所の風車に、思わず、おぉ~!)
その中の施設のひとつとしてある、『わくわくふれあい広場』で
待望のハリネズミに触ることができました。
その日は、午前中まで、とぉっても天気の悪い日でした。
(お昼からは晴れたのですが・・・)
そのため、触ることのできる動物たちも、小屋の中に入っている
状態でしたが、われわれが広場へ行くと、飼育員の方が、動物を
外へ連れて来てくれました。
最初に、アルマジロをなでなで。
実は、ハリネズミに触るのと同じくらいアルマジロにも興味を持っていて
まず、息子の思いがひとつ叶いました。
アルマジロは、お恥ずかしながら、自分の予想していたのとかなり違い、
トコトコと、とても早く走り回るのですね。
もっと、ゆっくりと動くものかと思っていました。
また、飼育員さんにも教えていただいたのですが、背中の部分など
とても硬いのですが、当然、皮膚なので体温の温かさも感じられ、
思わず、へぇ~っと、うなってしまいました。
そして、いよいよ待望のハリネズミです。
飼育員さんが、触ることのできるように台の上にのせてくれると
息子は、何の迷いも無く、いきなり手を。
私も触ったことがなかったものですから、どのくらい痛いものなのか・・・
焦ってしまいました。
でも、こちらの思いとは裏腹に、普通になでなで。
本人も、「全然痛くないよ~」
私も、触ってみましたが、息子の言うように・・・。
まぁ、触れました。
頭で考えているのと、実際は結構違う・・・
人生の上での教訓じみたことも、改めて感じました。
いずれにしても、息子の大喜びの姿とともに、私自身も
非常に楽しい体験ができました。
家に帰って来てからなのですが、
「ハリネズミやアルマジロに触れて良かったねぇ。」などと話をすると
今度は、現地では、「怖い!」と言ってできなかったのに
「次は、キリンさんへの餌やりを絶対するんだ!」と・・・
興味は尽きないものですね。
2014.01.21
どんど焼き
リフォーム部の中根です、
私の住んでいる長泉町南一色区では、毎年子供会中心に”どんど焼き”を行なっています。
私は地区の自衛消防団に所属しており、点火から消火まで、子供会役員と一緒になつて
火の管理、餅焼きの誘導をしています。
今年も早朝現地に行くと、例年になく立派な”どんど焼き”の矢倉ができていました。
団員からは、「でか過ぎ、火を付けたら危険じゃないの!」なんて声も聞かれました。
矢倉の廻りを団員で囲み、安全な位置まで参加者を下げて、点火をしました、当日
無風にもかかわらず、勢い良く燃え上がり、参加者からは一斉に歓喜の声が上
がり、今年一年の無業息災を願ったイベントが始まりました。
参加者は、火が落ち着くまで、子供会で用意した、トン汁・お汁粉を食べ・談笑しながら
御餅が焼ける様になるまで待っています。
写真の中央に写っているダルマが付いた親竹は、燃える前に短冊状に切出して、希望者
に配布します、無業息災・防火のお札として玄関先に飾るのだそうです。
約2時間のイベントでしたが、今年もありがたい”どんど焼き”の炎にあたれて、身が清められ
た気がした一日でした。
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ACCESS
ここ三島でも雪が積もったのは十数年振りで、長男がまだ学校に上がる前だった前回、
雪ダルマ作りに興奮していたことを懐かしく思い出しました。
立春前の暖かさに開花も進んだ梅の花にも重たそうな雪が積もっていました。
あれもこれも担当の千葉です。
読書は好きで、常時本を持ち歩く癖が付いてしまいましたが、読み方は極めて大雑把、
何かしらからだのどこかに蓄積されていれば良いという思いで、雑然と読み流します。
その意味で、読者の皆様には退屈でご迷惑かとも恐縮しつつ、ブログに読書録なる
ものを記してみるのは自分にとって有益かも知れないと思い、始めて見ました。皆様
のご寛恕を請うところです。
徒然なるままに読み散らす本の中から今回ご紹介するのは、精神科医で人間・環境
学者、片田珠美著『正義という名の凶器』(ベスト新書)。
小泉自民大勝の郵政民営化選挙、小沢民主大勝の政権選択選挙、そして安倍自民
大勝のデフレ反動選挙。どうして最近は雪崩式に極端な投票行動になってしまうんだ
ろう?「モンスター・ペアレント」や「クレーマー」、「ブログ炎上事件」など、一体どうして
こんなに攻撃性の強い世の中になってしまったんだろう、と考えている時に出会ったの
が、先月の拙ブログでご紹介した香山リカ著『悪いのは私じゃない症候群』。
( http://www.szki.co.jp/blog/2014/01/0127_post_249.html ) 対象として取り上
げた社会現象が同じで、しかも著者がともに女性精神科医ということで興味を持ち、読
んでみることになりました。
まずは表紙の裏書をご紹介しましょう。
≪ その「正義」が怖い 「あなたのやったことは間違っている。私が正しいのだから」
という考えのもと、徹底的に悪の糾弾を行い懲らしめ、相手が許しを乞いても尚、激しく
攻撃を続ける。時にして、相手の命を奪うこともある。いじめ、体罰、ストーカー、地域
紛争、戦争。社会の揉め事の起因は、この「ひとりよがりの正義感」にあることが多い。
人はなぜ、正義を振りかざし、相手を叩くと気持ち良くなるのだろう?そして、なぜター
ゲットを変え、何度もこの行為を繰り返すのだろう?「正義の仮面」の下に隠された現
代人のかかえるトラウマ、「正義を振りかざしやすくなった社会」という2つの側面から、
今もっとも恐ろしい「正義依存という病」の本質に迫る! ≫
著者はまず、ネット炎上事件の中から、塩谷瞬(私は良く知らないが、芸能人らしい)
の二股騒動、河本準一(こちらも良く知らないがお笑い芸人らしい)の生活保護騒動、
大津いじめ自殺事件の3つを取り上げ、分析を試み、同時にネットから得られる快楽
についても検証し、そこに依存性があることを指摘している。そして、なぜ他人の「悪」
を叩くと快楽が得られるかに踏み込み、「正義の仮面」の陰には怒りと羨望が潜んで
おり、その本質は「他人の幸福が我慢できない怒り」即ち羨望だという。この怒りや羨
望は本来隠したい不都合な感情だが、「正義の仮面」を覆ることであたかも自分には
そんな不都合な感情は無いと思い込むことができて好都合で、しかも快感を伴うから
一石二鳥で、正義依存は容易に伝染してしまう。
非常に興味深かった指摘は、1つには、面白おかしくはやし立てる『観衆』や見て見ぬ
ふりをする『傍観者』の存在がいじめやバッシングを過激にする、即ち『観衆』や『傍観
者』も同罪だという点、もう1つは、妄想的ともいえる被害者意識により弱者が弱者を
いじめ・バッシングすることもあるという点です。
なぜ今の日本では「正義依存という病」が蔓延し易いのか?
・政治家、教育者、親をはじめ、権威の失墜によって絶対的な正義がなくなり、自分勝
手な正義を振りかざし易くなった。
・消費社会にどっぷり浸かっている(医療をサービス業と考えるなど)ために、お客様な
ら何でも要求しても良いという意識が蔓延している。
・被害者意識が強く、本来得られるはずだった利得を要求しても良いという風潮が強い。
この背景には、ミドルクラスが疲弊し、社会のハイ・ロウの二極化が進展してしまった
ことがある。即ち、旧ミドルクラスの怒りと羨望が被害者意識を生み出し、正義依存に
結びつく。
この分析は秀逸だなと感じました。
最後に著者は、この「正義依存」は益々蔓延すると予測する。それは、他責的な傾向に
つける薬はないことと、『観衆』と『傍観者』が多いからだとしている。そして、こうした状況
に我々はどう向き合うべきかについては、うっぷん晴らしのために正義感を振りかざして
悪を叩くようなことをやっていないか、一人ひとりが自分自身に問いかけてみるしかない、
としている。この点については前掲の香山リカ氏と同じで何ともお粗末で物足りなさを感
じてしまい、残念でなりません。
著者が言うように、題名である『正義という名の凶器』が、『正義が狂気に変わる社会』
と同義だということに、戦慄を覚えてしまいました。