2012.08.28
防災倉庫
あれもこれも担当の千葉です。

 

9月1日の『防災の日』が近づいてきました。

建設業は災害復旧の担い手として地域に貢献をしており、地元市町

と防災・災害復旧協定を結んでいますし、毎年協会や組合といった

業界での防災訓練も実施しています。

 

さて、この防災の日、ウィキペディアで見てみると、1960(昭和35)

年に閣議で制定された『記念日』だそうです。9月1日が選ばれたの

は1923(大正12)年の関東大震災の起こった日だからだそうです

が、1958年には狩野川台風が、制定の前年の1959年には伊勢

湾台風が大きな被害をもたらしたことから、台風災害も意識されたと

も想像できます。

 

同じくウィキペディアによると、狩野川台風(台風22号)は1958(昭

和33)年9月27日に最も伊豆半島に接近、神奈川県に上陸し、伊豆

半島中心に甚大な被害をもたらしました。発生後に877hPa(当時は

ミリバール)という当時世界最低気圧を記録した超々大型台風です。

上陸時には935~969hPaに衰えたとはいえ、これでも非常に大型

の台風です。

 

一昨日に沖縄本島を通過した台風15号は近年ない大型でしたが、沖

縄本島上陸直前の気圧が910hPa。上陸直前の最低気圧の記録は

1959年の宮古島台風の908.1hPaだそうです。

 



さて戻って狩野川台風ですが、天城湯ヶ島では1時間に120ミリ、総

降雨量753ミリという凄まじい雨だったそうです。死者・行方不明

1,269名(内、狩野川流域で853名)、家屋全・半壊・流出が

16,743戸、床上・床下浸水が52万戸は凄まじい被害です。1958

年は当社創業の年、私の生まれた年でもあるため、小さい時から、上

流の中伊豆・湯ヶ島地区のみならず、下流・函南の蛇が橋での被害の

凄まじさを聞いていました。

 

これを教訓として、今は護岸や放水路により大きな災害にはならない

ように対策が施されていますが、『想定外』がないとも言えず、常に対

策・準備が肝要です。

 



当社ではお取引業者の会(鈴木工務店協力会)と共同して、構内に防災

倉庫を設置しています。社屋の一時復旧やお客様の建物の応急措置に

使う他、組うちの方々の役にも立てたいと思います。まだまだ不十分です

が、少しずつ充実させて行きたいと思います。