2012.09.29
復元”東京駅 赤レンガ”
設計の松尾です。

 

着工から5年、東京駅丸の内駅舎が竣工いたします。(10月1日より、いよいよオープンです。)

100年前の姿を再生しています。



東京駅は、1914年に完成した駅舎は辰野金吾という建築家により設計され、南北335mの長さの鉄骨レンガ造で、当時、日本最大規模であったようです。

南北のドームと屋根を戦災で消失して、戦後の復旧でもともとの3階部分に木造の屋根を架けて、2階建ての駅舎として使われていました。



今回、今まで架けてありました木造の屋根を撤去して、3階部分を増築しています。3階建てになったので、より一層風格が感じらました。



南ドーム部分です。着工前の八角屋根に比べて、おしゃれに感じます。屋根は天然スレート葺きで、東日本大震災の津波に耐えた宮城県石巻産のスレートを全体面積の2割程度使用しているそうです。




10月1日のオープン後、さらに、100年・200年と手を加えて使い続けられればいいなと思いました。