2013.07.11
車は凶器の自覚を~夏の交通安全県民運動
あれもこれも担当の千葉です。

 

庭にヒオウギ(檜扇)の花が咲きました。夏、真っ盛りです。



判りにくい写真で恐縮ですが、剣のような葉っぱが、扇を広げたような形に並ぶことか

ら付いた名前。秋になる真っ黒な種が『ぬばたま』で、これが黒・夜などの枕詞になっ

ているとのことです(ウィキペディア他)。

 

例年になく早い梅雨明けの後は、連日の猛暑日+熱帯夜で、からだが順応するのも

大変ですが、皆様どうかご自愛下さい。

 

さて今日から静岡県下一斉に、『夏の交通安全県民運動』がスタートしました。今朝も

多くの方々が指導のために街の辻々に立って下さいました。20日までの10日間です。



朝礼では『車は人を傷つけ、殺めることができる凶器だという自覚を持て』と、何度か話

させて戴いております。鉄砲を使うのと同じように、車の運転には通常の注意以上の注

意が要求されます。そのため、交通事故の加害者の罪は、単なる過失犯ではなく、

重過失犯(業務上過失や危険運転罪)になる訳です。心して運転に臨み、安全に心掛

けたいものですね。

 

また、交通ルールを守ることも極めて大切です。『参加者全てがルールを守る』という

前提があって初めて危険が回避されるのです。信号無視などは、ラウンドが終わり

ゴングが鳴って振り向いた相手を後ろから殴り倒すようなことです。うかうか安心して

試合など出来なくなってしまいます。

 

交通マナーを守る、優しい運転をすることも、交通安全のためだけではなく、思い遣り

のある子供達を育てる大人・社会の務めですね。



入学シーズンの頃の静岡新聞の朝刊のコラム『大自在』です。

・交差点の中で車線変更する

・右左折や停止の直前に(同時に)ウィンカーを出す

・横断歩道を渡ろうと手を挙げている歩行者がいても平気で通り過ぎる

・歩行者を確認して横断歩道の前で停止しても、反対車線の車は一向に止まらない

 

県外ではこういった光景はまず目にすることが無く、本県ドライバーのマナーの悪さ

を指摘する他県民の声がある、との記事です。逆に、県東部の交通マナーは比較的

に良いということを、ある署長さんから聞いたこともあります。

 

私の感覚では、車線変更のウィンカーを出している車に対して、スピードを落として

入れてあげる車は、東京など都会の方が多い気がします。

まあ、どちらが良い、悪いの比較は置いておいて、少なくとも皆無ではないこうした

指摘事項は心して無くしていきたいものですね。

 



一方で、運転者だけでなく、歩行者も交通マナーは守りたいものです。信号無視

は案外歩行者の方に多いのではないでしょうか。また、止まってもらった車に頓着せ

ずゆっくり歩いたり、中には携帯を使いながらノロノロしている歩行者も見掛けます。

 

小・中学生や高校生が、止まってもらった車に向かってお辞儀をしながら、小走りで

横断歩道を渡って行くのに遭遇した日などは、その日一日が幸せな気分になります

よね!きっと素敵なご両親・ご家族に大切に育てられているお子さんなのでしょう。

 

我々大人がまずお手本となりたいものです。