2013.10.28
短い秋~紅葉と末枯(うらがれ)
あれもこれも担当の千葉です。

 

二つの台風が去って、ようやく秋の仕切り直しといったところでしょうか。今年は10

月の真夏日の日数が記録を更新するなど夏が長かったために、ただでさえ秋が短

いところに、10月の台風が多く、気が付けば暦の上ではあと10日あまりで立冬を迎

えることになります。晩秋の季語、紅葉と末枯れが同時に進行することになりそうで

す。

 

この数日で見つけた秋を幾つか並べてみます。



切り取って部屋に挿した金木犀。部屋中が強い香りに包まれました。



こちらはもちろん食するために切り取った熟柿。



土手に咲くセイタカアワダチソウ(背高泡立草)。北米原産の外来種で、地下茎

が地中を横に走り、しかもそこから他の植物が育つのに害となる物質を分泌し

ながら勢力範囲を広げるという乱暴者のイメージがあります。



こうして見ると確かにススキがセイタカアワダチソウに侵食されている感じもしま

す。でもウィキペディアに拠れば、代萩とも呼ばれ、萩の花の代わりにも使われ

るそうで(とても似ているとは思えないのですが)、風流な面もあるのですね。

 

短い間に、駆け抜けるように秋の装いが一気に深まって行くのを、しっかりと楽

しみたいものです。