2020.08.02
高性能バリアフリー住宅 ①
住まい担当の大木です。

 

長い梅雨がやっと開け、今後は猛暑が待っていそうですね。

30坪程度のお宅でしたら真夏もエアコン2台程度で、快適な住環境に整える高性能住宅の必要性は高くなると思います。お住まいをお考えの際には是非、御一考下さいね。

 

さて今回から、静岡県東部で建設中の住宅を今後数回に分けて御紹介させて頂きたいと思います。

 

テーマは「高性能バリアフリー住宅」についてです。

現在の住宅における二大事故、

ヒートショックによる事故段差による転倒事故

の原因を徹底的になくした住宅の追求です。

もちろんヒートショック対策は今回の建物の

計画はR+houseですのでバッチリです。

 

では 転倒を起こす段差に関して考えてみます。

一般的に日本の住宅は大雨に備え、周りの地盤から50㎝程度上がった高さに1階の床を設計します。

したがって、どうしても玄関ポーチに2~3段程度の階段やスロープが配され、玄関から1階の床までは、20~25センチ程度の段差が発生します。

 

今回「ご高齢のお施主様も、お住まいになるので、なるべく段差の無い家にしたい」とのご要望を頂きました。

 

ちなみに今回のご計画地は、メインの道路から敷地まで約1メートル程度の段差があります。

そのメインの道路から、いかにして段差なく1階の床までの高さの設定をするかが今回の設計のポイントの一つとなります。

その為に、まずメインの通りからの駐車場用のスペースを取るために擁壁工事からスタートしました。

 



この段差を有効利用して建物との段差を減らす工事が始まりました。

次回は、この続きについて引き続き投稿したいと思います。